8月, 2024年
陽よけ(東久留米)
今回のお客様は10年前に私が新築を担当した設計事務所案件の建物です。
西側隣地が月極駐車場と空き地で西陽がまともに当たります。
設計士とお客様は『いずれは家が建つだろうから』ということで2階LDKの高窓には陽よけになる物は付けませんでした。
▼施工前
あれから10年。家が建つ様子も無く、近年の酷暑・・・
『ベランダの窓はタープでしのいでいるけど、もう暑くて限界です。高窓に陽よけになる物をすぐ付けたい』と相談がありました。
そこで、後付けの施工性、納期、ご予算の関係で遮熱生地のロールスクリーンを付けることにしました。
▼施工後
工事が終わり数日後に『我慢しないで、もっと早く付ければ良かったよぉ』と喜びの連絡をいただきました。
LED照明の交換時期
とある日の電気工事業者とのやり取り・・・
塩野「○○さんからLED照明が1台点かなくなったみたいで交換依頼がありましたよ」
電気工事業者『建てて10年ぐらいだっけ』
塩野「11年ですね」
電気工事業者『LEDはだいたい10年過ぎると寿命だから、交換時期で仕方ないね』
塩野「であれば、ちょうど交換時期にあたるお宅も多いと思います。近いうちにLED照明の交換依頼が増えてきそうですね。」
LED照明は設計上の耐用は40,000時間(約13~14年)でかなり長い寿命です。
しかし、30,000時間(約10~11年)を過ぎると劣化が始まり寿命に近づくほど光量が減り暗くなります。普段の生活で慣れてしまっていると変化に気がつかないこともあるかもしれません。
点かなくなって数日間不便な生活になる前に交換をお勧めします。
▼シーリングライトLED
▼ダウンライトLED
吹抜けを子供部屋に(東村山市)
元々親世代が住まわれていたお家。
そして、子世代が引き継ぎ、その世代にお子さんが生まれました。
お子さんも大きくなり、
「もう一部屋ほしいなぁ」とおもっていたころに、一つのニュースが流れてきました。
お客様が市報で用途地域の見直しの記事。
興味を惹かれたのが【容積率※が緩和されて20%UP】→合法的に床面積を増やせる→子供部屋を造れる、とご発想されたそうです。
行政にも確認して現実味が帯びてきたけど『現実的に造れるの?』 と疑問をいだかれ
そこで、いさはやリフォームに相談がありました。
事前に図面と写真を頂いてましたが現地訪問してみると想像以上の大空間でした。
厚み36㎝の大梁が3本掛けてあり、床を支えるには充分過ぎるほど。
(もしかして、はじめから部屋にすることも想定していたのでは??)
居間の吹抜けとキッチンの天井裏を合わせて15帖の空間が問題なく造れます。
用途地域変更の決定・告示後、本格的に話しを進めて契約・着工して無事に子供部屋が完成しました。
※容積率とは、建物の延べ床面積の敷地面積に対する割合のこと
こんなことできるの?「柱を交換しなくても」(小平市)
建替え工事を担当したのが30年前でした。
それ以来の永いお付き合いのお客様からのご依頼です。
『前に相談してた玄関の門扉をそろそろ直したいんだけど』
「開け閉めする時に引っ掛かる感じですか?」
『その通り。いよいよ寿命かな』
「そうですね。一度、見に行きます」
子どもが成長したから、間仕切りをつくりたい
新築の頃はまだ小さかったお子様。
将来のためにと子ども部屋に、扉を2箇所設けたり、
間仕切りできるスペースを用意するお家も多くあります。
そして、お子さんが成長して…
「間仕切りをつけたいんです」
いさはやリフォームにも最近、そんなご相談が増えてきました。
ー いさはやリフォームではこんなエピソードも
私が、僕が、決めたんだよ。
「せっかくだから、みんなで決めようよ」と、
部屋を使うお子さんに床板やクロスの仕上材を決めてもらったお家。
小学生の兄妹が共同で使ってる部屋を間仕切り、個別にしてロフトに上がる階段収納家具の仕上げ。
男の子と女の子と言うべきか好みが分かれました。お母さんは普段の様子から何となく分かっていたそうです。
床板とドアはショールームに入って見比べて決めてくる程の力の入れよう。
自分の部屋を自分でコーディネート。
それほど多いケースではないですが、思い出づくりにも一役買えた気がしたリフォームでした。